2006年9月10日日曜日

生チョコバナナください

 今日はヒルとヨルの2回公演でした。昼夜の間の約2時間。みんなそれぞれ、過ごし 方がちがうようです。昼寝したり、読書したり。僕はわりと、散歩にでることが多いかな。地下の楽屋に下手するとずっといるはめになるんで、なんとなく外の 空気を吸いたくなるのです。今回のメークはやや軽めのナチュラルメーク。とはいえ、あくまで舞台向き、ましてや男32歳、独身。んー、と思うから、一応サ ングラス着用。化粧落として、またヨルにメークすんの、めんどくちゃいの。
 ギリシャ悲劇をついさっきまで、やってたのに、外に出れば、いつもと 変わらない渋谷の風景。たくさんのヒトの流れ、“現実”という当たり前の波に途端にのみこまれる。なんか不思議な感覚がいつもフッと横切る。さっきまで舞 台にいた僕は偽物(ギリシャ人だからなおさら)で、それを見届けてくれた人達が約800人。渋谷という大都市からみても、ほんの一部のマニアックなこと。 でも一緒に共有した時間は、やっぱり特別。うさん臭く云うなら“そのひとときは永遠”、キャーはずかしっ。
 富士そば食べて、クレープ食べながら、また再び楽屋に戻り、新しい特別の時間のために、僕はまたギリシャ人になるのであった。