2007年8月13日月曜日

舞台の成功を祈り、上にも下にも参ります


コマ劇場のエレベーター特集です。

楽屋口入った所に、由緒正しきエレベーターあり。
写真のエレベーターガールはカサマツさん。
僕の楽屋は二階です。登場シーンは奈落の地下二階。舞台に登場したり、舞台から引っ込んだり。お客さんの見えないところも毎日毎回、裏舞台の模様があります。
早く着替えなきゃならないヒト、ちょっと階段が疲労に響くヒト、様々ですが、そこにあるエレベーター。僕もだいぶお世話になってます。計四階だし。
このエレベーターは、コマ劇場の裏方さんが手動で操作してくれてます。劇場ができて約50年。このエレベーターも、ともに歩んできたみたいです。
そういや、ちょっと前にエレベーターのセキュリティー問題がだいぶん取り上げられてましたが、ここのエレベーターに限ってはそんな問題は皆無だったんだろうなぁ。
冬、東京が何十年ぶりの大雪で、ツルツルコケてるニュース番組を北国の人々がクスクスして見てるくらい、ここのエレベーターにとっては、そんなことはたぶんあり得なく、いろんな意味で、揺るぎない日本一のエレベーターだと思いました。
実際、このクラシックな型のエレベーターが運転しているのは全国で唯一ここだけらしく。
あと、昭和の輝かしい時代、美空ひばりさん専用のエレベーターだったとか聞きました、聞いてしまいました。
これ聞いちゃって、時代の移り変わりのせいにもできず、今まで随分フランクに利用してしまった、と少し立ち止まりました。エレベーターの中ですので、立ち止まるしかないんですが。
見れば見るほど、聞けば聞くほど、うへぇ~となるエレベーターです。
文化遺産に登録できます。情熱大陸もいけそうです。
交替でエレベーターを動かしてくれてるキクチさん、マキさん、ウスイさん、ヨシカワさん、千秋楽まで、どうぞよろしくお願い致します。

やっぱ凄いよコマ劇場。